どうもメガネ転職コンサルの池田です。
秘書のジェシカです。
派遣社員の悲惨な現実と未来
というテーマでお話をしていきたいと思います。
あなたはイマ転職活動をして
この様な状況にはなっていませんでしょうか？
- 転職活動をしているけど決まらないのでもう派遣社員として生きていこう
- 自分のペースで働ける派遣社員が合っているからこれからも続けたい
- 趣味やプライベートを優先させたいから派遣社員という生き方を選択している
もしあなたが派遣社員のリスクを理解しているなら構いません。
しかし、あなたがあまり考えず派遣社員を続けるのであれば
あなたの人生が転落してしまう可能性があります。
この記事を読むメリット
- 派遣社員のメリットとデメリットの本質を理解できます
- あなたの長期的な人生プランニングの参考になります。
- あなたの良い転職、ハッピーな未来に繋がります
知らないと絶対に損をする大切な話なので
ぜひ最後までご覧頂ければと思います。
なおこの動画は派遣社員の人を馬鹿にしたり
侮辱する意図は一切ありません。
転職やキャリアという観点から考えた
派遣社員の話となります。
いま派遣社員として働いている人
これから派遣社員として働こうと思っている人は
ぜひ参考にして最後までご覧ください。
この転職ブログは…
担当企業300社以上、月間7万PVを越える転職情報サイトを運営し
独立をした僕が転職にまつわる…
- 転職ノウハウ
- 職業、業界研究
- 面接対策
- 社会情勢から考える転職
- 転職に役立つ資格 など
派遣社員のメリット
まず派遣社員のメリットから
お話をしていきます。
派遣社員のメリット
- 労働時間・勤務地などライフスタイルに合わせて働ける
- 仕事探しが派遣会社に任せられるので楽
- 選考面接のハードルが低い
- 残業がない（契約外の仕事がない）
- 仕事の責任が少ない
- やりたい仕事が通りやすい
- 飲み会などの社内行事に参加しなくて良い
- 色んな仕事や職場を経験できる
- 派遣会社のフォローがある
- 面倒な人間関係や派閥に巻き込まれにくい
- アルバイトやパートよりも時給が良い
- 社員よりも副業することに柔軟
この様なメリットがあると考えられます。
特に大きなメリットは
労働時間・勤務地などライフスタイルに合わせて働けるという点です。
例えば…既婚者でメインの収入は旦那さんが稼ぎ
空いた時間でアルバイトやパートより
時給の良い仕事がしたいという方であれば
派遣社員という働き方はピッタリだと思います。
特に2021年4月から中小企業の
同一労働同一賃金が始まり…
派遣社員の待遇が良くなる可能性もあります。
具体的には…
- 時給が上がる可能性が有る
- ボーナス支給される可能性が有る
- 通勤手当や住宅手当などが支給される など
この様な可能性があります。
同一労働同一賃金とは
不合理な待遇差を解消しようという施策です。
実現可能かどうかは置いておいて
派遣社員という働き方に
追い風が来ているとも言えます。
また派遣労働を上手に使う方法としておススメなのが
未経験転職を考えている人です。
例えば経理職未経験の人が
転職活動をしようと考えた時に
全くの未経験では書類通過は厳しく
面接に行けたとしても他候補者と比較され
内定獲得が難しいのが現状です。
この様な人の場合、簿記三級の資格を取り
派遣社員として簿記アシスタントからでも
実務経験を積んでいければ
資格保持者＋派遣社員としての経理実務経験有り
という2軸の強みを見てもらえ
未経験転職成功の可能性を上げられます。
実績と呼ぶことは難しいのでこの点は注意しなければなりません。
しかし、正社員の未経験転職がどうしても難しければ
実績作りの足掛かりという目的で
一時的に派遣社員として経験を積むという選択肢は有りです。
つまり…
- 一時的に派遣社員で実務経験を積む
- 正社員の転職成功させる
- 正社員としてのキャリア形成をしていく
この様なルートであえて派遣社員を選択をするという考え方です。
こういったキャリア成功例の人を今まで何人も見てきています。
またリスクのあるやり方ではありますが
どうしてもやりたい仕事に就きたいと考えている人には
一つのやり方としておススメです。
派遣社員でも近い経験している人の方が
安心感はあるよな！
なお派遣先企業から正社員を狙うのではなく…
派遣先企業で実績を作り
別の会社で正社員転職を狙う事を強くおすすめします。
ここまでの説明で派遣社員のメリットについては
理解して頂けたかと思います。
ただそれでも僕は基本的に派遣社員はおススメできません。
詳しくは次章で話します。
僕が派遣社員がおススメできない理由
なぜ僕が派遣社員がおすすめできないのか？
理由はこちらとなります。
派遣社員をおすすめできない理由
- 派遣社員の経歴は転職市場ではキャリアとして見られない
- 年収やボーナス、待遇面では正社員には敵わない
- 35歳以上、40歳以上となると仕事が激減し時給が下がる
- 景気に大きく左右されいつクビになるか分からない
- 社会的信用が低い
- 時給労働のため休むと給料も減る
- 立場が弱く職場によっては雑に扱われる
- 責任のある仕事が回ってこない（スキルにならない）
- 無期雇用派遣などもあるが基本は同じ職場に3年までしかいられない
- 圧倒的に将来性が低い（ココが本質）
派遣社員押しのネット情報も多くありますが大抵は…
「だからうちの派遣会社に登録しよう」や
「おススメの派遣会社はこちらです」と誘導されます。
つまり集客目的のための派遣社員押しなんです。
正社員と比べると一目瞭然です。
こちらのグラフをご覧ください。
こちらの図を見て分かる通り
明らかに年収が低く伸びしろがありません。
おそらく給料が高いという意見は
アルバイトやパートと比べた時に
給料が高いというのが正しい表現です。
つまり雇用や待遇は…
アルバイト＜派遣社員＜契約社員＜正社員の順番となります。
自分のスキルや専門性に依存をすることが
真の安定に繋がると考えています。
会社に依存するどころか
派遣会社に依存するという
最も脆く崩れやすいモノに依存をすることになります。
この怖さをちゃんと理解していますでしょうか？
- 少しでも実績を作るための一時的な派遣勤務
- 本業は別にあって副業的な派遣勤務
- 時間が空いた時のアルバイト的感覚の派遣勤務
- 転職先が決まるまでの派遣勤務
- 夢を追いかけていて生活のための派遣勤務
こういう人であれば全然いいんです。
もしかしたらイマ派遣社員として勤めているあなたは友人よりも稼いでおり責任が少なく時間にゆとりがあり楽な生活をしているかもしれません。
ですが、その生活は持続可能ではありません。
- スキルも身につかない
- キャリアにもならない
- 時給も上がらない
- いつクビになるかも分からない
- 派遣会社が倒産するかも分からない
本当にハイリスク、ローリターンな選択です。
なぜなら派遣社員での経験はスキルやキャリアとみなされないからです。
もし正社員の求人があったとしてもキツイ・薄給・離職率の高い仕事になる可能性が高いです。
非常に残念ですがおそらくこれからの日本は衰退していくと僕は予測をしています。
もし日本が衰退した場合真っ先に影響を受けるのが日本で最も雇用が弱いアルバイト・パート・派遣社員です。
派遣切りは2008年のリーマンショックの時に生まれた言葉でしたが今回のコロナ解雇で派遣切りにあった人が数万人も生まれてしまいました。これが最もイメージしやすい身近な現実です。
そして衰退していく日本で派遣社員の未来はどうなっていくのか？
詳しくは次章で話します。
派遣労働者の未来
では今後、派遣労働者の未来はどうなっていくのか？
それは薄給の派遣社員ニーズが拡大をすると予測しています。
耳の痛い話になると思いますが
ぜひ聞いてください。
重要POINT!!
実力社会・自己責任社会・貧富の差の拡大・多様性を受け入れ
様々な価値観の変化が起きると考えています。
それを裏付けるのが…
- 経団連の終身雇用崩壊見直し発言
- 政府の副業推進
- 働き方改革
- 同一労働同一賃金の実施
- JOB型雇用推進
- 世界時価総額ランキングから見る日本（トヨタ1社のみ）
- 老後資金2,000万円問題 など
この様な事象です。
「これからの日本経済は厳しいから自分の身は自分で守ってくれ」
というメッセージをオブラートに包んで伝えていると
僕は解釈をしています。
ここで間違いなく生まれるのが貧富の差の拡大です。
生まれるというよりすでに貧富の拡大は進行中です。
重要POINT!!
ロボット化、AI化、システム化が進みどんどん雇用は減ります。
そして、システム導入できない資本力のない会社が
安い給料でアルバイトや派遣労働者の雇用を多く生みます。
つまり…
現段階で稼げいていない派遣社員はもっと稼げなく
今稼げている派遣社員もこれから稼げなくなっていくということです。
もしかしたら薄利多売ができる大手人材派遣会社は
好調になるかもしれません。
いわゆる年収200万以下のワーキングプアと呼ばれる人たちが
増加していくと予測をしています。
実際にはこんなに単一的な話ではありませんが
つまり何が言いたいかというと…
- 稼ぐ人はかなり稼ぐ
- 稼げない人は全然稼げない
この二極化がより激しい社会になるのは間違いないということです。
どうなるか分からないなか
専門性やキャリア形成が難しい派遣社員を選択することは
かなりのリスクです。
大切な事なので何度も言います。
これからは国や会社に依存をするのではなく
自身の専門スキルに依存することが真の安定になります。
この話を聞いて耳が痛いと思った人こそ
ぜひ改めてライフプランを真剣に考えて頂ければと思います。
僕が一番伝えたいコト…
はい、いかがでしょうか？
まずは復習をしていきましょう。
本記事の３つのポイント
派遣労働はメリットも多く
ライフスタイルが合う人や
やり方によっては正社員の未経験転職にも有効
派遣労働者は転職市場では価値が低く
目的のない派遣労働は
ハイリスク、ローリターンだということ
日本経済衰退していく予測の中
派遣労働はより厳しくなり
より稼げなくなる世界になっていくということ
ただ僕が一番伝えたいコトは…
今までの話をひっくり返すようですが
リスクをちゃんと理解しているならば
派遣社員を続ける選択でも問題ないというコトです。
混乱させてしまったかもしれませんが
これが僕の本音です。
つまり…リスクを理解して行動をしているか。
リスクを知らずに行動しているか。
この２つは意味が大きく違うと僕は考えています。
これからは多様性の時代です。
- 大企業に入って安定的な働き方を目指す
- 外資系に入って年収1000万超えを目指す
- ベンチャーに転職をしてやりがいのある働き方を目指す
- やりたい仕事ができる環境を目指す
- 年収は低くても自分の時間を大切にする
今までは有名大学に入って有名企業に入って
その会社に定年まで働き続けるのが絶対という価値観でした。
しかし、これからは違います。
多様な価値観の人が生きやすい時代に
どんどんなっていきます。
自由を優先させることが
豊かさを感じる人もいるということです。
これからは今までの物質主義もありつつ
体験主義やコト消費主義もどんどん増え
精神的なミニマリスト志向の人たちも増えていくと僕は考えています。
このような人たちは良い車や高い服
良い部屋に住む事はできないかもしれません。
しかし、それらが豊かの対象ではないため辛いと感じていないんです。
そんなことよりも…
- 嫌な人間関係の下で働きくたくない
- 誰かに管理されて働きたくない
- 趣味に時間を使いたい
- 仕事の責任は少なく精神的にゆとりを持って生活したい
- 自分で選択ができる人生をリスクが有っても生きたい
お金を稼ぐ事よりも
このような価値観を重視している人も増えています。
実際、今の社会ではありがたいことに
上質なものが低価格でネットで手に入る時代です。
仮に周りの人たちから蔑まれたとしても
リスクを理解したうえで
本人がハッピーなら何の問題もないと思います。
おそらくこらからも時代は急ピッチで変わっていき
価値観の変化も激しくなっていくと思いますが…
自分の価値観で生きることが
本当の豊かさだと僕は思います。
派遣社員を続けるリスクは高い。
でもそのリスクを理解したうえで派遣社員を続け
あなたが豊かなのであれば
その道を否定する気持ちは一切ないということです。
むしろ、自分の価値観に気付かず
現代社会で辛い苦しい思いをしている人よりも
よっぽど賢い選択をしているとすら思います。
周りの意見に流されず
自分の価値観に合った働き方・人生を歩んで欲しいです。
今はそういう選択ができる時代です。
あなたが豊かな気持ちになれる事が一番大切です。
ぜひ参考にして頂ければと思います。
下記の記事も参考になると思うので
合わせてご覧ください。
